インドネシア進出企業が押さえておきたい一般常識や宗教事情、ビジネスマナー・タブー 一覧

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本記事ではインドネシアの主な一般常識やビジネスマナー・タブー等を、ジャンルごとに分けて解説します。

  • 一般的な習慣や常識について
  • 宗教について
  • コミュニケーションの取り方
  • オフィス内でのマナー、タブー等について
  • 労務管理上の「日本との違い」
  • 商談・接待の仕方

また、インドネシアへ進出するための基礎知識や具体的な始め方、重要なマクロデータについては、下記記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

目次

1.一般的な慣習や常識について

日本人の常識がインドネシア人にとって非常識と捉えられるケースがあり、なかでも時間に対する感覚には大きな違いが存在します。

インドネシアでは下記のようなことを意識して行動しましょう。

<「一般的な慣習や常識 例」 一覧>
項目 内容
時間どおりに物事は進まない
  • 時間を守らないのが、インドネシアの当たり前の文化である。
左手で握手や物を渡す行為はNG
  • イスラム教では「左手は不浄の手」とされている。
握手は少し長めにやさしく
  • 握手をする際に、強く握ると攻撃的と捉えられる。
渋滞する前提で行動する
  • ジャカルタは慢性的に渋滞している。
  • 移動する際は渋滞する前提で考える。

それぞれについて解説します。

1-1.時間どおりに物事は進まない

一般的にインドネシア人の時間感覚はルーズな一面があります。

Jam Karet(ゴムの時間)という概念が一般に浸透しているほど、「時間は延びるものだから約束の時間に来ないとか、キャンセルはしょうがない」という認識が強いです。

ただし、仕事先の終業時間は厳守する傾向にあります。

1-2.左手で握手や物を渡す行為はNG

イスラム教においてもヒンドゥー教においても左手は不浄とみなされますので、何かを渡したり受け取ったりする際には左手は使わないように気をつけてください。

他人に触れる際には、たとえ左利きであったとしても右手のみを使うようにしましょう。

1-3.握手は少し長めにやさしく

挨拶として「握手」は一般的に行われ、お辞儀をして笑顔で握手することを心がけましょう。

握手が強すぎると攻撃的と捉えられてしまうため、柔らかく10秒程度行うのが望ましいです。

1-4.渋滞する前提で行動する

ジャカルタの大渋滞は有名で、移動計画を立てる際には渋滞情報を考慮する必要があります。

Googleマップの渋滞情報も分単位で変動するため、最新の交通情報の取得は困難です。

また、ナンバープレートの末尾が奇数または偶数であるかよって通行制限する「ナンバー規制」にも留意が必要です。

商談などの移動が必要な際もオンライン会議を利用するなど、車で移動しない方法を選択すると良いでしょう。

2.宗教について

インドネシアでは公的に認められた以下6つの宗教いずれかを信仰しなければなりません。

<公的に認められた6つの宗教 一覧>

  • イスラム教
  • キリスト教(カトリック)
  • キリスト教(プロテスタント)
  • ヒンズー教
  • 仏教
  • 儒教

なかでも人口の87%を占めるイスラム教では生活の最上位に宗教があり、仕事よりも宗教的な儀礼が優先されます。

<宗教上の配慮すべき点 一覧>
項目 内容
規律に則った食事をする
  • イスラム教徒やヒンズー教徒には食事に関する厳格な規律があり、それを尊重する必要がある。
仕事中でも礼拝を行う
  • イスラム教徒には1日5回のお祈りや男性は金曜日に集団礼拝が行われるので、業務中でもその時間を確保する。
ラマダン(断食月)中は生産効率が落ちる
  • ラマダン中は生産効率が落ちることを前提としたスケジュール調整が必要である。

それぞれについて解説します。

2-1.規律に則った食事をする

イスラム教徒やヒンズー教徒は食事に関する規定が厳格に定められており、口に入れる食材に対して非常に気を使います。

イスラム教では、豚肉や宗教上の適切に処理されていない肉、およびアルコールの摂取などが禁じられています。

またヒンズー教では肉類(特に牛肉と豚肉)、魚介類、卵、および五葷(ニンニク、ニラ、ラッキョウ、タマネギ、アサツキ)が禁忌されています。

したがってビジネスシーンでよくあるランチやディナー、接待の際は、相手の宗教的な制約を適切に理解し、尊重することが重要です。

参考:国土交通省 観光庁|多様な食文化・食習慣を有する外国人客への対応マニュアル

2-2.仕事中でも礼拝を行う

イスラム教では日の出前と昼、午後、日没時、夜と1日に5回、メッカの方角を向いて礼拝を行う習慣があります。

礼拝は仕事中でも必ず行われており、職場には礼拝のための場所を提供する必要があります。

また、毎日の礼拝の中でも金曜日の礼拝は特別なものとされています。

毎週金曜日の正午前後にモスクでの集団礼拝が行われるほど、金曜日の礼拝は特別な存在です。

参考:一般社団法人ハラル・ジャパン協会|イスラム教について

2-3.ラマダン(断食月)中は生産効率が落ちる

ラマダンはイスラム教徒が日の出から日没まで飲食物、喫煙などを一切摂らない断食を行う期間です。

イスラム暦の断食月に実施され、約1か月続きます。

ラマダン期間中のビジネスシーンでは日中の集中力が低下し、仕事の生産性が落ちることがしばしばあります。
取引先にも同様のことが言え、納期や繁忙期の対応遅延が起こることを想定したスケジュール策定が必要です。

3.コミュニケーションの取り方

インドネシア人とのコミュニケーションの取り方について紹介します。

<「コミュニケーションの取り方のポイント」 一覧>
項目 内容
対人関係を重視する
  • インドネシアでは人間関係をとても大切にしている。
年上やメンツを立てる
  • 相手を尊重する姿勢を忘れずに行動することが重要である。
飲みニケーションはない
  • イスラム教徒とはお酒を酌み交わすことはできないが、「一緒にコーヒーを飲む」文化がある。
お土産文化がある
  • 日本と同じようなお土産を買っていく文化がある。
チャットツール(Whatsapp)の利用
  • インドネシアでは公私ともに「WhatsApp」での連絡が多い。

それぞれについて解説します。

3-1.対人関係を重視する

インドネシアでは人間関係を非常に大切にします。

ビジネスシーンにおいても友人関係を築くことが重要で、公私にわたって親密な関係を築くのが一般的です。

例えば、取引先相手と食事を共にすることはもちろん、家族ぐるみの付き合いまで発展させるケースも多く見られます。

また、外国人であれば積極的にインドネシア語を使ってみると、良好な関係を築きやすいです。

3-2.年上やメンツを立てる

インドネシアでは相手を尊重する姿勢や行動が求められ、特に年長者を立てる風潮は日本よりも強いです。

また、中華系の人々とのコミュニケーションではメンツを大切にしているので、メンツを潰すような言動には注意が必要です。

3-3.飲みニケーションはない

8割以上がイスラム教徒のインドネシアでは、日本のような「飲みニケーション」はありませんが「一緒にコーヒーを飲む」という文化があります。

インドネシア人と仲良くなるにはコーヒーを一緒に飲みながらの会話が近道です。

3-4.お土産文化がある

お土産文化は日本同様にインドネシアでも深く根付いています。

友人や親戚だけでなく職場にもお土産を持っていく習慣があり、日本同様に小分けにされたお菓子が喜ばれます。

また、挨拶時には手土産を持参する習慣があり、公私問わず初対面の場合には必ずお土産を持参した方が良いでしょう。

3-5.チャットツール(WhatsApp)の利用する

インドネシアで最も利用されているチャットツールは「WhatsApp」です。

メッセージの送信や音声・ビデオ通話として利用されており、日本で最も使われている「LINE」はあまり利用されていません。

仕事でもプライベートでも、「WhatsApp」での連絡が多く、場合によってはメールよりもコミュニケーションが取りやすいです。

参考:WhatsApp公式サイト
App Store|WhatsApp Messenger
Google Play|WhatsApp Messenger

4.オフィス内でのマナー、タブー等について

インドネシアのオフィス内でのマナーや立ち振る舞い方、注意点を紹介します。

現地スタッフと接する際は、下記を心がけると良いでしょう。

<「オフィス内で気をつけるべきマナー・タブー」 一覧>
項目 内容
ビジネス時の服装はオフィスカジュアル
  • 男性は薄手のシャツにスラックスや伝統的衣装のバティックを着用、女性はブラウスにひざ丈以上のスカートなどオフィスカジュアルが無難。
直接的な不満表明はしない
  • 不満があっても言わずにストレスを溜め込む傾向が強い。
報連相をしない
  • 上司に「報連相」をする文化がない。
対立を好まない
  • 相手が不快に思わないように直接的な物言いを避ける。
人前では叱らない
  • メンツを大切にしているため、人前で叱られると「大きな侮辱」として受け止めてしまう。
社内イベントを大切にする
  • 現地スタッフとの信頼関係を築くのに最適である。
通信環境のトラブルに備える
  • 雨天時にインターネットが繋がりにくくなる。

それぞれについて解説します。

4-1.ビジネス時の服装はオフィスカジュアル

ビジネス時の服装としては、

  • 男性:薄手のシャツにスラックスや伝統的衣装のバティック
  • 女性:ブラウスにひざ丈以上のスカート

などのオフィスカジュアルが無難です。

また、バティック柄を着る際は植物系のデザインを選ぶことをおすすめします。

「衣が人を体現する」と言われているため、攻撃的な柄は要注意です。

特に鎌や蛇の柄が入ったバティックは避けましょう。

4-2.直接的な不満表明はしない

インドネシア人は会社に対する不満をあまり口にしません。

不満があっても言わずにストレスを溜め込む傾向があるため、定期的なヒアリングが必要です。

4-3.報連相をしない

インドネシアは上下関係が非常に厳しく、「問題が起きた際に上司に悪い報告をすることは失礼に当たる」という考えが強くあり、上司に「報連相」をする文化がありません。

問題が生じた際には、同僚たちでできる限りの解決を図る傾向があります。

また、現地スタッフは「できないことをできる」と言ってしまいがちので、こまめに進捗確認することをおすすめします。

4-4.対立を好まない

インドネシア人は摩擦や争いを避ける傾向が強く、物事を直接的に進めるのが難しいです。

例えば、何かを「嫌い」と直接表現するのではなく、「他のものが良いかもしれないね」といったような間接的な言い方をすることで相手を不快にさせないような意見を伝えます。

さらに、社内ルールを破った人に対しても厳しい言葉を避け、波風を立てないような対応を取る傾向があります。

意図を正確に理解するには、相手とのコミュニケーションを深め、心を通わせる努力が必要です。

4-5.人前では叱らない

インドネシアでは面子を非常に重視します。

そのため、人前で叱られることを「大きな侮辱」と受け取ることが多く、問題が発生した際には個室に移動して二人きりで話し合うことをおすすめします。

また、感情的に叱りつけるようなことは避けて問題の原因とその対策を論理的に説明することが重要です。

4-6.社内イベントを大切にする

インドネシア人スタッフと円滑な関係を築くうえで、社内でのイベントはとても重要です。

社内レクリエーションや誕生日のお祝い事などを積極的に実施することでつながりが深まり、信頼関係が構築できます。

4-7.通信環境のトラブルに備える

インドネシアでは、雨天時にインターネットがつながりにくくなることがあります。

2社の通信会社から回線を引くなど、あらかじめ対策を講じておくとトラブルにも対応できます。

また、緊急時には携帯電話のテザリング機能を利用するのも有効な手段です。

オフィスの位置によっては通信状況に大きな違いが出るため、入居前にビルの通信環境(どのキャリアなのかケーブルの状況など)を入念に確認した方がよいでしょう。

5.労務管理上の「日本との違い」

労務管理上の日本とインドネシアの違いを紹介します。

インドネシア進出の成功に直接関わる重要な部分なので、特に注意が必要です。

<労務管理上の「日本との違い」 一覧>
項目 内容
コンプライアンスに対する意識が低い
  • 横領や不正などコンプライアンスに関する課題が発生しやすい。
従業員同士で給与額を把握している
  • 従業員の給与額に差異がある場合、不満に直結するので、評価や査定は慎重に行う必要がある。
義務付けられている手当がある
  • 「宗教大祭手当」として、各宗教の大祭日に合わせて固定給の1か月分を手当として支給しなければならない。
転職を繰り返すのが一般的
  • 会社への帰属意識が低く、より給与の高い会社へ転職する傾向が強い。
採用時には履歴書等を信じてはいけない
  • 前職の会社に問い合わせたり、テクニカルチェックをしたりするなどの確認が必要である。

それぞれについて解説します。

5-1.コンプライアンスに対する意識が低い

コンプライアンスに対する意識が低いため、横領や不正などお金に関する問題が発生しやすいのが日本との大きな違いです。

ローカル担当者を信頼してすべてを任せるようなことはせず、定期的に確認するなどコンプライアンスの管理が不可欠です。

5-2.従業員同士で給与額を把握している

インドネシアでは機密保持の意識が低いため、従業員間でお互いの給与額を把握しあっていると認識しておきましょう。

評価や査定をする際は「給与額が筒抜け状態」なことを踏まえて行わなければなりません。

また、「毎年給与が上がる(最低賃金は必ず上がる)のは常識」と考えられていることにも注意が必要です。

5-3.義務付けられている手当がある

インドネシアでは年に一度、従業員に「THR(宗教大祭手当)」を支給することが法律で義務付けられています。

THRとは「Tunjangan Hari Raya」の略で、各宗教の大祭日に合わせて固定給の1か月分を手当として支給しなければなりません。

賞与と誤解されることもありますが、正確には賞与ではなく「手当」です。

従業員がイスラム教徒の場合にはレバラン、カトリックとプロテスタントの場合にはクリスマス(キリスト降誕祭)などが宗教大祭にあたりますが、多くの企業では慣習としてレバラン時に全社員に支給するのが一般的です。

5-4.転職を繰り返すのが一般的

インドネシアでは会社への帰属意識が低く、一つの会社に長く留まるという考え方は一般的ではありません。

何か会社に不満があれば、我慢して続けるよりも転職してキャリアアップする方がよいと考えます。

加えて、給与の相場が不明瞭であるため、同業他社への転職によって給与が20〜30%程度上昇することが期待されます。

そのため、2〜3年ごとに転職するケースが多いです。

5-5.採用時には履歴書等を信じてはいけない

レジュメや履歴書の内容には疑ってかかることが大切です。

虚偽や誇張された情報が記載されていることもあるため、必要に応じて前職での実績や勤務状況について、前職の関係者に確認を取るなどの調査が必要です。

面接時には応募者が「できないことをできる」と述べる場合があるので、「これができますか?」と聞くのではなく「具体的な実績」を確認しましょう。

また、営業職であればロールプレイング、技術職であれば実際の課題を実戦してもらうなど、職種に応じたテクニカルチェックをすることもおすすめします。

6.商談・接待の仕方

インドネシアでの商談や接待について紹介します。

<「商談・接待の仕方 例」 一覧>
項目 内容
名刺交換の文化はない
  • 名刺交換よりもWhatsAppなどメッセージアプリで直接連絡先を交換する。
オンライン会議を活用する
  • 渋滞対策としても移動する必要のないオンラインでの商談や会議が好まれるケースが多い。
プレゼン資料等は英語とインドネシア語を併用する
  • 英語だけではなく、インドネシア語に翻訳された資料等を用意して併用する。
接待の際の食事はハラール食にする
  • ビジネスでの会食や接待など重要な場面では、相手の食文化を尊重する。
招待されたらできるだけ出席すること
  • 人間関係を大切にする文化が強く、「誘いを断ること」は失礼な行為にあたる。
接待ゴルフも行われている
  • 日本同様にビジネスパートナーとのゴルフ文化が存在する。

それぞれについて解説します。

6-1.名刺交換の文化はない

日本と同様に『名刺』は存在しますが、ビジネスの現場においてあまり活用されていません。

初対面のビジネスマンと商談する際に名刺を交換したいところですが、相手が名刺を持っていないことが多いです。

仮に名刺交換したとしても「渡された名刺が折れ曲がっている」「渡した名刺をメモ用紙代わりに使われる」など、日本のように重要視されていません。

インドネシアでは名刺交換の代わり、WhatsAppなどメッセージアプリで直接連絡先を交換することが一般的です。

6-2.オンライン会議を活用する

インドネシアでは対面での商談や会議よりもオンライン会議の方が効率的であると考えられています。

特にジャカルタでは慢性的に大渋滞が発生しており、時間どおりに商談を行うことが困難です。

渋滞対策としてもオンライン会議は有効な手段です。

ただし、年配者を含む一部の人々は古くからの対面での商談を好むため、相手の意向に合わせてオンライン会議を設定するとよいでしょう。

6-3.プレゼン資料等は英語とインドネシア語を併用する

プレゼン資料や会社案内等は英語だけでなく、インドネシア語に翻訳したものを併用するようにしてください。

ただし、政府関係者への正式な回答はインドネシア語で行う必要があります。

また、広告やPR活動においても、多くの場合インドネシア語の使用が義務付けられています。

6-4.接待の際の食事はハラール食にする

宗教について尋ねることを失礼な行為とは見なされません。

ビジネスでの会食や接待など重要な場面では、相手の食文化を尊重することが大切です。

特にインドネシア人の約90%がイスラム教徒であるため、会食や接待の際は基本的にはアルコールを避け、戒律に則ったハラール料理が提供されるレストランを選びましょう。

6-5.招待されたらできるだけ出席する

友人やビジネス関係の方から食事会などに誘われた際は、可能な限り参加することが望ましいです。

インドネシアでは人間関係を大切にする文化が強く、日本以上に「誘いを断ること」は失礼とされています。

もし出席が難しい場合は、相手を不快にさせないよう丁重に断ることが重要です。

6-6.接待ゴルフも行われている

ジャカルタ及びその周辺には人気のゴルフ場が多数存在し、ビジネスパートナーと共に週末に訪れる方が多いです。

格式高い名門コースから手頃な価格のコースまでプレーフィーの幅が広く、郊外には日本円で1万円未満のゴルフコースがいくつかあります。

一般的にプレイヤー一人につき一人のキャディが付き、18ホールのスループレーになります。

よくあるご質問

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はい。社長以下複数の社員が日本語対応可能です。
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はい。日本在住の担当者がいます。
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